AI駆動開発の実運用ノート

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配布資料 02準備ガイド(プラン・環境・料金)

ここに書いた数値はすべて【2026-07-17 時点・公式ページ実照会】。 料金と上限は変化が速いので、実際に契約する前に必ず出典で再確認してください。

読むだけなら、準備は何も要りません。

この記録は読み物として完結するように書いてあります。ツールの契約も、開発環境の構築も不要です。 手元で同じ手順を再現したい方だけ、以下を見てください。再現の有無は理解の成立に影響しません。

1. Claude Code のプラン

区分 プラン 月額 備考
推奨 Max 5x $100 全5部を通して再現する場合、集中して手を動かす日は5時間の使用量ウィンドウを1日2回跨ぐため、Pro では上限到達のリスクが高い
最低限 Pro $20 上限に達すると最大5時間の待機、週次上限での停止があり得る。軽量モデルの選択とこまめな /clear で持ちを良くする運用でしのぐ
代替 API 従量課金 目安 $65/人・全5部の再現 公式の「平均 約$13/開発者/稼働日」から概算(利用強度で $150/人程度まで振れうる)。待機はないが青天井のリスクがあるので、spend limit の設定を必須手順にしてほしい

上限の仕組みは、5時間ごとにリセットされるセッションウィンドウと、全モデル横断の週次上限の2本立てです。

見落としがちなのが、claude.ai(Web / Desktop)の利用も同じ上限を消費することです。 作業中の調べ物は別アカウントにしておくと事故が減ります。超過時は usage credits(従量追加)を有効にできます。

再確認先: claude.com/pricing / support.claude.com の usage limit 記事群 / code.claude.com/docs/en/costs

公式ドキュメントには「同時利用が集中するシナリオでは TPM 割当の引き上げが必要な場合がある」という注記もあります。 API 方式を採るなら、事前に rate limit を確認しておいてください。

2. イシュー管理ツール

項目 Free プランの値
アクティブイシュー数 250件(超えると新規作成不可。アーカイブ済みはカウント外)
メンバー数 無制限
チーム数 2
API / Webhook 利用可(Claude Code 連携の再現が可能)
ファイル添付 10MB/ファイル

再現するときは、自分の個人ワークスペースを新しく作ってください。 実案件のワークスペースと混ぜると、250件の上限を共有することになります。

全5部を通した数十イシューの再現なら、Free で余裕で収まります。

なお、題材プロジェクトではこの250件の上限に先回りする自動アーカイブ hook を運用していました。 上限の存在そのものが教材になるという話が、設定カタログに出てきます。

3. マシン要件

読むだけなら不要。

実測データ(2026-07-17・Keihi のプリビルド完成時の docker stats)では、全4コンテナ合計で約149MiBでした。 内訳は frontend 79 / backend 37 / db 26 / mailhog 8 です。コンテナ自体は軽いほうです。

実際のボトルネックは Docker Desktop 本体・Node のビルド・IDE・ブラウザの同時稼働のほうになります。

区分 要件
必須 4コア CPU / 16GB RAM / SSD 空き30GB / Docker Desktop が動作すること / 管理者権限
推奨 8コア / 32GB RAM
OS macOS(Apple Silicon 推奨)/ Windows 10・11 + WSL2 / Linux
事前導入 Docker Desktop・git・Node.js LTS・エディタ(VS Code 推奨)・Claude Code CLI

初回起動の前に mailhog / postgres:16-alpine / node:20-alpine を pull しておくと待たずに済みます。

4. チームで導入する場合のプラン設計

個人契約(§1)とは別に、自社に持ち帰って AI 駆動開発のチームを組むときの指針。 倍率も料金も変化が速いので、必ず再確認してください。

Claude Team プランのシート

シート 月額(年払い / 月払い) 使用量 Claude Code
標準シート $20 / $25 Pro 比 1.25倍・週次上限(全モデル) 使える
プレミアムシート $100 / $125 Pro 比 6.25倍(=標準の5倍)・週次上限2種(全モデル/Sonnet別) 使える

よくある誤解を先に潰しておきます。

Claude Code は標準シートでも使えます。 標準とプレミアムの差は機能ではなく使用量の上限です。 買っているのは上限なので、選ぶ基準は「委任の深さ」になります。

Team は 2〜150シートで、シートタイプの混在ができます。 管理コンソールで集中請求・SSO・ドメインキャプチャ・ロール権限、そして組織/個人単位の支出上限usage credits の管理者による有効化が可能です。

Enterprise は「シート料金 + API レート従量」型で、SCIM・監査ログ・コンプライアンス API・IP 許可リスト・HIPAA などが付きます。規制業種や大規模向けです。

役割別の推奨

役割 推奨 理由
専任の AI 駆動開発者(毎日 Code に委任) プレミアムシート + 管理者が usage credits 有効化 使用量の上限がそのまま生産量の上限になる。credits を月次上限つきで開けておくのが「止まらない」ための保険
兼任開発者・PM(レビュー中心 + 時々 Code) 標準シート まず標準で始めて、上限に触れた人からプレミアムへ昇格させる(混在可)
経営層・非エンジニア(チャット・資料) 標準シート 十分
CI・無人の自動化(夜間エージェント等) API 従量 + ワークスペース支出上限 人のシートの上限を機械に食わせない。計量と上限管理ができる

目安を出しておきます。5人チーム(専任2・兼任2・経営1)なら、プレミアム×2 + 標準×3 で月 $260(年払い)です。 これに自動化分の API 従量が乗ります。支出上限をつけておいてください。

統治のほうも3つだけです。 ①契約初日に支出上限を組織・個人の両方に設定します ②週次上限があるので、集中開発の週の前に残量を確認します ③監査ログや SCIM が必要になったら Enterprise へ上げます

順序としては「まず Team、統治要件が要求したときに上げる」でいいと思います。

再確認先: claude.com/pricing(日本語版 claude.com/ja/pricing)/ support.claude.com「What is the Team plan?」/「Purchase and manage seats on Team plans」

改訂履歴

  • 2026-07-17 初版(公式ページ実照会で作成)
  • 2026-07-18 チーム契約のプラン設計を追加(Team シート仕様・役割別推奨・統治指針。公式ページ実照会)
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