AI駆動開発の実運用ノート

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AI駆動開発の実運用ノート No.13人間に残った5つの役割はマネジメントそのもの

AI と併走してチケット販売サービスを本番運用まで到達させた記録を、そのまま文字に残しています。今回は第1部「AI時代の人間の仕事」から、「「AIに仕事をさせるという仕事」」のお話です。

人間の新しい中核業務人間の5つの役割

部下に仕事を任せるスキルと AI に任せるスキルは同型である
役割何をするかマネジメントとの対応
1. 発注者要件と「完了の定義」を与える曖昧な依頼は曖昧な成果になる——部下と同じ
2. 監督者完了の自己申告を信じず、実証を要求する成果物の検収
3. 規律の設計者失敗を観察し、ルール化し、機械で強制する業務プロセスの設計
4. 記憶の管理者何を覚えさせ、何を忘れさせるかを設計するナレッジマネジメント
5. 最終責任者本番・金銭・法務の「人間ゲート」を保持する決裁権限の設計

AIに開発の役割を委任した結果、人間側に5つの役割が残りました。

一つ、発注者。要件と「完了の定義」を与えます。曖昧な依頼は曖昧な成果になります。部下に頼むのと同じです。 二つ、監督者。完了の自己申告を信じず、証拠を要求します。 三つ、規律の設計者。失敗を観察して、ルールにして、機械で守らせます。 四つ、記憶の管理者。何を覚えさせ、何を忘れさせるかを設計します。 五つ、最終責任者。本番やお金の「人間ゲート」を握り続けます。

表の右列に並ぶのは、明確な指示、進捗確認、成果物の検収、権限の設計。 すべて部下のマネジメントそのものです。

新しいスキルを学ぶ話ではありません。今持っているスキルの、向け先を変える話です。

だからマネジメント経験のある人ほど習得が速くなります。

つづく