AI駆動開発の実運用ノート

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AI駆動開発の実運用ノート No.33実際に起きたAIの悪癖4つと、その対策の置き場所

AI と併走してチケット販売サービスを本番運用まで到達させた記録を、そのまま文字に残しています。今回は第2部「要件定義と設計」から、「エンジニアの立ち上げ」のお話です。

失敗モード総覧AI の代表的な悪癖

すべて実際に起きた——あなたの環境でも起きる

悪癖は AI の性能問題ではなく行動パターンであり、パターンには対策が打てる。この先の部で、これらへの対策を1つずつ学ぶ。

悪癖何が起きるか対策の型(学ぶ日)
検証のふりトップ画面のスクショだけで「動作確認済み」と報告価値到達点まで通す検証(第3部)
否定済み設計の再提案却下した案をセッションを跨いで何度でも出し直す否定理由つき禁止リスト(本日 第4章)
実装済みと言うが未配線「実装済み」と答えるが、実際はどこからも呼び出されていない実地検分・動いた証拠だけを信じる(第3部)
見積もりと実測の乖離「小さな変更」が実測12ファイル40箇所に化ける着手前の実測を義務化(本日 第4章)

全5部を通して対策していく、AIの代表的な悪癖です。 先に断っておくと、これらはすべて実際に起きたことで、あなたの環境でも起きます。

「検証のふり」は、トップ画面のスクリーンショットだけで動作確認済みと報告してくることです。 「否定済み設計の再提案」は、一度却下した案を何度でも出し直してくることです。 「実装済みと言うが、実は呼ばれていない」というものもあります。 そして「見積もりと実測の乖離」。小さな変更のはずが、実測すると12ファイル40箇所に化けます。

大事なのはここです。

これはAIの性能の問題ではなく、行動のパターンです。

パターンである以上、対策が打てます。表の右列に、それぞれをどこで扱うかを示しました。 第2部と第3部、第4部で一つずつ潰していきます。悪癖の全カタログは構築年表第2章にあります。

余談を一つ。この表は当時のモデルで観測したものです。 モデルの世代が上がると、消える悪癖もあります。 書式が崩れて作業が止まる類はかなり減りました。 それでも表を残しているのは、消えたかどうかを確かめるのは自分の環境でしかできないからです。

つづく