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AI駆動開発の実運用ノート No.37AIにとって文書は読み物ではなく実行環境
AI と併走してチケット販売サービスを本番運用まで到達させた記録を、そのまま文字に残しています。今回は第2部「要件定義と設計」から、「ドキュメント駆動開発」のお話です。
一番大事な原則を先に置きます。
AIにとって、文書は「読み物」ではなく「実行環境」です。
かつての設計書は、人間が読むための参考資料でした。 しかしAI駆動の開発では、AIが文書を読んで、そのまま実装します。だから要件の曖昧さはそのまま実装の曖昧さになり、設計書の抜けはそのままAIの勝手な発明になります。
逆に、文書をきちんと書けば効果は4つあります。 文書が独立していれば、複数のタスクを並列に投げられます。デザインの正本を先に置けば、AIが画面ごとに配色を発明しません。「なぜこの設計か」が残っていれば、数ヶ月後にAI自身が経緯を読んで整合を取れます。 そして、要件を書くこと自体が、第1部で述べた「発注者」の仕事の実体になります。
この回の出典
つづく