AI駆動開発の実運用ノート

本編の目次 › 第2部 要件定義と設計 › ドキュメント駆動開発

AI駆動開発の実運用ノート No.382.4ヶ月コミットが止まり、9分間で要件57本が入った

AI と併走してチケット販売サービスを本番運用まで到達させた記録を、そのまま文字に残しています。今回は第2部「要件定義と設計」から、「ドキュメント駆動開発」のお話です。

実例2.4ヶ月の沈黙と 9分間の一括投入

沈黙の2.4ヶ月がその後の速度を買った
時期何をしていたかコミットグラフ上は
約2.4ヶ月間事業転換の要件定義をリポジトリ外で執筆(AI リサーチ2本が起点)完全な空白=停滞に見える
ある日の9分間要件57本 + 設計 + 計画 = 約100文書を3コミットで一括投入突然の隆起
その3日後実装開始。以降4.5ヶ月で5,800コミット・実サービス運用へ爆発的な生産
実例 — 転換日のコミットログ原文(時刻・件名とも実記録)
10:05  docs: ギャップ分析に基づく外部設計書・URL設計の更新
10:12  docs: チケットシステム全ドキュメント・アプリ初期ファイルを追加(117ファイル)
10:14  チケッティングサービスへの転換のためのドキュメントの整備

実際に起きた、極端な例です。 このプロジェクトは、実装を始める前にコミットが2.4ヶ月間、完全に止まっています。

グラフで見ればただの空白で、停滞にしか見えません。

ところが、その空白明けのたった9分間で、要件57本を含む約100の文書が一気に投入されます。 スライドに載せたのが実際のコミットログです。そしてその3日後に実装が始まり、以降4.5ヶ月で本番まで到達しました。

つまり、沈黙の2.4ヶ月がその後の速度を買っていたことになります。

文書を書く時間は、実装の遅れではありません。第1部で述べた「初期投資」の具体的な姿がこれです。 月次の実測は構築年表第1章に置いてあります。

つづく