AI駆動開発の実運用ノート

本編の目次 › 第3部 実装→検証イテレーション › 通し実装

AI駆動開発の実運用ノート No.85「差戻し通知は実装済み?」への答えを実地検分する

AI と併走してチケット販売サービスを本番運用まで到達させた記録を、そのまま文字に残しています。今回は第3部「実装→検証イテレーション」から、「通し実装」のお話です。

演習

実地検分——「差戻し通知は実装済みか?」

AI に聞くと「テンプレートがあるので実装済みです」と答える。そこで検分の手を止めないための演習。

検分の進め方
  • 何を確認すれば「動いている」と言えるかを先に決める
  • 実際に差戻して、メール受信箱を開く——届いているか
  • 「テンプレートがある」は存在の話。動作の証拠にはならない

もう一つ演習があります。

AIに「差戻しの通知メールは実装済み?」と聞くと、「テンプレートがあるので実装済みです」と返ってきます。

これを鵜呑みにしてよいでしょうか。

「テンプレートがある」は存在の話であって、動作の証拠ではありません。

何を確認すれば「動いている」と言えるのかを先に決めてください。 そのうえで実際に差戻して、メールの受信箱を開きます。届いているかどうかは、そこでしか分かりません。

実際のプロジェクトでも、返金の通知で同じことが起きました。 機構はあるのに配線されていない、という型です。詳しくは事例11の悪癖5型に。

AIは嘘をついていません。 「存在」と「動作」を区別しない質問をした、こちら側の負けです。 質問の立て方が、そのまま検証の質になります。

つづく